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 昼休み、俄かにざわめく校内。階下の食堂へと向かうのだろう生徒達と擦れ違いながら、僕は階段を上る。
 今日もそこには立入禁止の文字が掲げてあったけれど、辺りを軽く見回した後、それを難なく退けて更に上を目指した。
 目線の先で僅かに開いている窓からひゅうと風が吹き込む。先客がいるようだ。いや、もしかしたら僕の方が招かざる客だったのかもしれないけれど、などと思いつつ、窓枠を乗り越えて喧騒から切り離された世界へと降り立った。頭上には青い空。暖かい風をいっぱいに受け止めて、僕は伸びをした。うん、気持ち良い。
「理樹くん」
 声がして振り返る。給水タンクの陰、いつもの場所に彼女がいた。
「小毬さん」
「えへへ、こんにちは~」
 ほわっ、という効果音と共に小毬さんが微笑む。つられて僕も笑みを返した。彼女は今日も幸せそうにワッフルを両手で持ってぱくついていた。周りには何種類かの開封されたお菓子が広げられている。それを避けながら、僕は彼女の隣に腰を下ろした。甘い匂いがする。
「どんどん食べてね~」
 自分ではワッフルとポッキーを交互に口にしつつ、僕の傍にずりずりと開封済のスナック菓子を勧めてきた。ありがとう、と言って今更遠慮もなくもらう。
 しかしながら、相変わらずすごい量だ。僕が座っている反対側に、まだ開けていない大袋が半透明なビニール袋の中にぱんぱんに詰まっているのが見えた。
 それを彼女に言うと、
「最近は理樹くんが来てくれるから増量中なのです」
と返された。二人分にしたって多いことは誰の目にも明らかだけれど、小毬さんが幸せそうに笑うものだから、なんだかどうでもよくなる。
 初めてこの場所に踏み込んで以来、僕はここに足を運ぶことが多くなった。すごく気持ちが良いし、心地も良い場所だ。彼女がいるから。



***
本題に入る術を失った。ので晒し上げ。
小毬さんが屋上にいる理由、を書こうと思ってたんだけど…
今度本題シーンから書き直しますわ。

シーンを繋げるの苦手だから、私は漫画も文章も短いのをかく方が好きです。
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